お仕事Q&A_16

16.尊敬語と謙譲語の使い方

「尊敬語は相手の動作を高めて敬意を表し、
謙譲語は自分の動作を下げて、相手を高めるって言うけど、
具体的にどう使うのかイマイチ分からない。
なんか、簡単にわかりやすく説明してほしいんですけど …」

 

「う~ん。簡単に言うのは難しいけど、まず大きな違いとして主語を考えてみたら?
日本語は主語を省いていることが多いけれど、実際には存在しているんだ。
その主語が誰かを考えて文章を作ると分かりやすいと思う。

■尊敬語の主語は、
目の前にいる人(2人称)か ここにいない人(第三者=3人称⇐でも身内は除くんだ)
例えば、目の前の ‶あなた” か ここにいない誰かが主語なら
明日いらっしゃいますか?』と『いらっしゃる』という尊敬語を使う。

謙譲語の主語は、
自分(一人称)になるんだ。ただ身内は自分と一緒にして一人称として扱うの。
例えば、自分か自分の身内が主語なら 
『明日伺います』というふうに『伺う』と言う謙譲語を使うんだ。  
まずは、ここだけは押さえておくといいよ。」